shooting star

2.

「ミ、ミロ…ん…ふ」
夜になって改めて宝瓶宮を訪れたミロは、カミュの手を取り裏庭ではなく寝室へと連れて行く。
そしてそのままベッドへ流れ込むとカミュに口付けをする。
「星はどうするのだ…?もう、蠍座も昇り始めて…ああ!」
「それよりも今日はカミュを抱きたいんだ。だって…そうだろ?」
ミロは愛撫の手をカミュの股間へと伸ばす。
「…!ミロ…」
「オレも、カミュも我慢出来ないだろ?」
すでに硬くなり始めたカミュ自身をそっと撫で上げながらミロは優しく笑う。
「だから、今夜はカミュだけを見ることにする」
改めて重心をかけてベッドへ横になるように促すと、カミュも口付けを受けながらその身を倒してゆく。
ミロの舌がゆっくりと口内を舐め上げ、やがてカミュの舌も絡め取り交わりを確かなものにしていく。
「ん…ンン」
濃厚な口付けをしながら、ミロの手はカミュの服の中へと伸びて行き、胸の突起を探し出すと指で摘まんで刺激を与える。
「ん、あ…ミロ」
やっとの事で口を開放してもらうが、ミロの舌は首筋へと移動してカミュの感点を探し出す。
耳元に掛かる吐息、吸い上げる唇がカミュの理性を少しずつ消してゆく。
しばらくの間、ちゅ、ちゅ、と音を立てながらカミュの白い肌に花を咲かせた後、ミロは一度身を起こしてカミュの服を脱がしに掛かる。
そして自分も全てを取り払うと、カミュに覆い被さり、額に軽いキスをする。
「ねえ、カミュ」
身体を密着させながら、ミロは下から自分を見上げるカミュに語りかける。
「オレが、どれだけカミュの事好きか知ってる?」
不意に質問に、カミュは顔を赤らめて答える。
「さ、先程聞いたではないか」
「んー?あれはカミュを好きな理由。どれくらいか、とは言ってないよ」
「では、どう…なのだ」
「そうだな…今から教えてあげようか」
にやりと笑うと、ミロはその身を下へと移動しカミュの胸を揉みしだきだす。
そして片方の突起を口に含むと、舌先で細かい刺激を与えて硬くして行く。
もう一方も、指で弾いたり、軽く摘まんだりしながらカミュの声を荒げていく。
「は、ン…ミロ…ああ…」
喘ぐ声は段々と甘さを増して行き、興奮の度合いは息遣いに現れてくる。
「カミュ、もっと気持ちよくしてあげるよ…」
ミロの手が下へ伸ばされ、天を向いているカミュ自身をそっと包み込むと上下へ擦り上げられていく。
「…あ!そん…、っ」
カミュは驚いて下を見ようとするが、ミロは更に袋の部分も柔らかく揉みだし、集中的に攻め始める。
「これは、いつもカミュがしてくれる御礼…」
ミロは蜜が溢れ出した肉欲を口に咥えて奥まで含むと、きつく搾り出すように吸い上げていく。
「く、う…いい…」
カミュは、滅多にされないミロからの口での刺激に少し苦しげながらも、恍惚にも似た表情をする。
だがミロの動きは止む事が無く、じゅるじゅると音を立てながら早くなっていく動きに欲望の開放が近づいてくる。
「だ、やめ…ミロ…!」
カミュは焦ってミロを放そうとするが、ミロは動きを止めずにその時を受け止める。
「ああ…!や…ああ…!」
カミュは身体を反らしながら大きい嬌声を上げると、ミロの口の中に熱いものを放ってぐったりとする。
そのまま荒い息を整えながら薄っすらと瞳を開けると、口元を拭いながら自分を見つめるミロと目が合う。
「どう?偶には良かっただろ?」
「はあ…はあ…」
「でも、もっと気持ちよくなりたいだろ?」
ミロは自分の指を業とカミュに見えるように口に含んでいやらしく舐め上げながら、もう片方の手でカミュの足を肩に掛けて秘部を露わにすると、その部分に濡らした指をあてがう。
「う…」
カミュは一瞬顔を顰めるが、自分の内壁をゆっくりと押し広げていく指の動きに段々と痛みが快楽へ変わっていく。
そしてミロの指が増やされていくごとに、自身もまた硬くなっていく。
「あ、ン…ミロ…」
しどけなく開かれた足の間からカミュを見ると、急かすような瞳にぶつかる。
「ん、オレも早く入れたい…」
ミロは指を抜き取ると、もう片方の足も肩に担ぎ、ずっとその時を待ちわびていた自身をゆっくりと挿れていく。
指とは比べ物にならない大きさを受け入れながら、カミュは息を整えて痛みと興奮を抑える。
全てを収めると、少しずつ動き始めて互いの肉壁を擦り合わせていく。
じっとりと汗をかく身体よりも、繋がっている部分により熱さを感じながら、段々と動きは早くなる。
「い、あああ!」
カミュは堪らず声を荒げ、ミロはゆっくりと先端まで出すと一気にカミュを貫き始める。
「いや、ああ…!」
肌と肌が激しくぶつかる音と、カミュの嬌声がミロの耳を刺激し、より一層激しく打ちつける。
「は、う…ミロ…ミロ…」
うわごとのように自分を呼ぶ声の方を見ると、カミュが手を差し伸べている。
「うん、行くよ…」
カミュの身体を二つに折り曲げ、苦しい体勢ながらも口付けを落とす。
いつもよりだらしなく口を開けながら舌を絡ませるカミュにミロも一層の興奮を感じる。
そしてその体勢のまま激しく動き出すと、カミュも2度目の限界が近くなってくる。
「やああ!い…い…」
「カミュ、カミュ…!」
揺れるカミュの身体を抱きしめながら、自制の利かなくなった動きを更に早めてミロも絶頂へと突き進む。
「も、い…く、う」
「カミュ…ああ…!」
互いに熱いものを放って最後の時を迎えると、ミロはベッドへ倒れこんでカミュを抱きしめた。

「今日のカミュ、いつもより声大きくなかった?」
一息ついて隣で寝ているカミュに問いかけると、カミュはミロに背を向けてしまう。
「あれ、照れてるの?」
ミロはカミュの身をこちらに向けようとするが、頑として動かないので少し身を起こして覗き込む。
「い、いつもと変わらなかっただろう」
「そうかなー。昨日出来なかった分、感じやすくなってたりして」
ミロはカミュの反応を楽しんで軽くそんなことを言う。
「……だから、楽しみにしてると言っただろう」

え。

「えええええ!カ、カミュ、いい今何て!?」
ミロはがばっと起き上がるとカミュの顔を見ようとするが、シーツに包まって出てこない。
「あれってそういう意味!?うわぁ、オレ、すごい感動してる!!」
わなわなと手を広げて騒ぐミロに、カミュはそっとシーツから顔を出すとミロの後ろ髪を引っ張ってベッドに引き寄せる。
そして倒れこんだミロに上から口付けをして言う。
「今度は星を見てから、だぞ」
ミロは呆気に取られながらカミュを見詰めると、僅かに笑って自分に寄り添ってくる。
「は、はい…」
思わず畏まった返事をした事にも気付かず、ミロは愛しい人の言葉を噛み締めながら朝を迎えた。



end



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キリ番企画『2000』ニアピン賞 天乃美音様からのリクエストで
『お題:ミロカミュでつまらないことで喧嘩、小道具で花、Hはどちらでも』を書かせていただきました。

今回のコンセプトは「ビバ!バカッポー!」です。
ミロはよく直接愛の言葉を言うと思うのですが、カミュはなかなか決定的な一言は言わない。
でもミロは見返りが欲しいわけじゃないので言葉を要求したりしません。
偶に、ぽろっとカミュが言う言葉に益々愛おしさを感じていて欲しいです。

ちなみに、忘れな草は2月7日の花だとか。
別名は「さそり草」だそうです。(さそりの尾に似ているから)
いやー、こんなところにもバカッポー繋がりがあるとは。

そして、さりげなく「漢」なアフロ兄さんがミソです。

リクエストありがとうございました!


2006.07.17

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